大人の教会学校(於:光カトリック教会 肥塚神父)資料 2021年7月 

ミサを生きる】(6)

 (「ミサの鑑賞―感謝の祭儀をささげるために―」吉池吉高 オリエンス宗教研究所より)

 

【入祭の歌】 

 

■「典礼聖歌」や「カトリック聖歌」などを使って全員で入祭の歌を歌います。

 

 ミサはイエス・キリストによって呼び集められた人々の集いです。この集いは何よりもまず、イエス・キリストの招きによるものです。私がそうであるように、私の周囲にともにミサに参加しているすべての人々は、イエスによって招かれ、その招きに応えている人々なのです。私とそれらの人々はイエスの招きによってつながれているのです。このような間柄を、信仰における兄弟・姉妹と表現します。それは必ずしも、私たち人間同士の親近感に基づくものではありません。信仰において初めて受け入れることのできる間柄です。

 

 今まで述べてきたような信仰の立場に立てば、どのような人々も、兄弟姉妹として認め、受け入れていくことができるはずです。私たちの実感がいつもそれに伴わなくとも、信仰においてこのことを受け入れていく必要があります。そうでなければ、いわば気の合ったもの同士が作り出す私たちの集いは、イエスの招きによる集いではなくなってしまうことでしょう。教会の人間関係はこのようなミサの集いを基礎とするとき、初めて教会にふさわしいものとなるでしょう。

 

 さらに、ミサにおける集いは、キリストの招きによるものであることによって、実際にそこに集まっている私たちだけのものではなく、キリストの招きに応えたすべての信仰における兄弟姉妹たちとのつながりの中にある集いでもあります。さらには、今はそれを受け入れてはいないけれども、イエスの招きの対象となっているすべての人々に向けてもこの集いは開かれているのです。このようなキリストの招きの広がりの中で、私たちもキリストのミサに参加させていただいているのです。

 

 私たちを招いてくださっている主との出会いに胸を高鳴らせて、旧約のイスラエルの人々がエルサレムの神殿に詣でるときに歌ったように、心からの喜びをもって、ともに入祭の歌を歌いましょう。

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 会衆が集まってから、司祭が助祭と奉仕者とともに入堂するとき、入祭の歌が始められる。この歌の目的は、祭儀を開始し、会衆の一致を促し、会衆の思いを典礼季節と祝祭の神秘に導入し、司祭と奉仕者の行列を飾ることにある。

( 「ローマ・ミサ典礼書の総則(暫定版)」カトリック中央協議会 47 )