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年間第21主日メッセージ

 皆さん、今日、わたしたちが聞いた御言葉をどのように受けとめられたでしょうか。どの言葉が心にとどまったでしょうか。

洗礼を受けて、キリストの弟子となった私たちにとって、いちばん、関心のあることではないでしょうか。一方で、私たちは充分、御旨、神のお望みに答えきれてはいないけれど、きっと救われると思い込んでいるかもしれません。でも、思い込みで満足して、そこから一歩踏み出すことなく、神からのチャレンジ、呼びかけに答えようとしない私たちの実際の生活を主イエスはよくよくご存知でした。みんながそうしているからとか、みんながそう考えているからとおなじような振る舞いをしていることはないでしょうか。狭い戸口に入っていくことで、まことの救いの道が開かれると主イエスは教えます。その教えに忠実に従っていきたい。自分の近くにいる、困難な生活を強いられている人に気づいているでしょうか。自分のお金や時間を他の人々に喜んで分かち与えているでしょうか。

 今日の第二朗読は、私たちを愛される神が私たちを鍛錬し、平和に満ちた実を結ばせてくださると教えます。うれしくないことや悲しく思われることを忍耐し、乗り越えることも狭い戸口から神の国に入っていくことにつながっていきます。私たちは主イエスから与えられるくびきを進んで受け入れ、狭い戸口から入っていきたい。もっともっと主イエスと個人的な親しい交わりを保ちたい。

 主よ、私たちがそれぞれ十字架を担い、自分可愛さを捨て去り、あなたのお望みになる道を歩んでいくことができますように。主イエスのように私たちを愛する者にならせてください。主よ、出会う人々に生きる喜びを伝えることができるよう、共に歩んでくださいますように。   

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