2015年四旬節メッセージ 教会だよりから
主キリストはいつも、共におられ、共に喜び、共に苦しまれる
わたしたちの信仰の源泉はミサにあります。おりしも、わたしたちは全世界の教会 の仲間たちと心を合わせ、奉献生活の年を過ごしています。この機会に、わたしたち は一般の暦のほかにもう一つの暦、教会の暦(典礼暦)をもっともっと大切にしたい と思います。
この典礼暦は主の御降誕(降誕祭)と主の御復活(復活祭)の二大祝日を中心とし て回っています。なかでも聖なる三日間(聖木曜日、聖金曜日、復活徹夜祭)は特に 大切な祝いの日ですから、しっかり心に留めおき、祈りのうちに過ごしましょう。
二大祝日の前には心を整える紫の季節があります。復活祭前の季節を四旬節といい ます(降誕祭前は待降節)。この季節は歯をくいしばって頑張ったり、我慢するイメー ジが強いかもしれません。が、むしろ、肩ひじから力を抜いて、自分のこだわりやこ わばりやわだかまりから解き放たれましょう。
いと大いなる方の息吹き(聖霊)に満 たされた、心広く自由な人として新しくなる恵みが与えれます。ゆるしの秘跡を受け ましょう。 洗礼を望み、受ける準備をしている方々のためにもお祈りください。また、世の人々 の悩み苦しみを共にしながら、祈りのうちに復活祭を迎えましょう。